JJ通信 第47号(2009/2/12)
ごあいさつ
お世話になっております。
「技術翻訳・DTP・印刷」のジェー・ジョンソンでございます。
今月号のJJ通信を配信させていただきます。お時間が許せば、是非ご一読下さい。
たわごと
先日朝の通勤時にいつもと違う車両に乗って気付いたのですが、改札口に一番近い車両に乗っている人たちは、歩くスピードが圧倒的に早いですね。
ほとんどの人が改札口まで小走りです。今まで意識していませんでしたが、自分がいつも乗っている車両の人たちとは、全然違います。
急いでいるので、混雑を承知でその車両に乗っているでしょうから、当たり前といえば、当たり前かもしれませんが、あんなに急いで会社に駆け込んでも、直ぐに仕事モードに切り替えられるのかと、余計な心配をしてしまいました。
DTPあれこれ
カラーの校正紙をお届けした際に、イメージが違うと言われることがあります。
おそらく画面で見た感じと出力紙の色との違いのことを言われているのだと思いますが、皆さんも経験されているように、確かにパソコンのモニタで見える色と印刷物や出力紙は、全く同じ色ではありません。
概してモニタ上では鮮やかに見えるものが印刷すると暗い色になってしまいます。
専門の装置とソフトを扱う専門知識があれば、ある程度までは近づけることができますが、近づけることはできても、画面と印刷物の色を全く同じにすることはできません。
それは、ご存知のように色の表現方法が異なるからです。テレビの画面、パソコンのモニタ、携帯電話やデジタルカメラの液晶画面などは、R(レッド)、G(グリーン)、B(ブルーバイオレット)の光の三原色によって色が表現されています。
一方、印刷物は、C(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロー)の色の三原色で色が表現されていて、プロセスカラー印刷では、K(ブラック)を加えた4色でカラーを表現しています。
RGBは混ぜれば混ぜるほど明るくなり、白色に近づいていくため、加色混色と言われるのに対して、CMYKの方は逆に混ぜていくと、理論上黒色に近づくため、減色混色と言われます。
このようにRGBとCMYKでは色の表現方法が違っているうえに、再現できる色の領域も異なっていますので、全く同じ色にはならないのです。
微妙な色の再現が気になる場合には、あらかじめカラーチャートやカラーチップで確認したうえで、本紙の校正で確認するのが良いと思います。
用語集
<上書き翻訳>
元原稿のファイルに直接訳文を入力すること。
上書きできない図表や画像がなく、レイアウトが複雑でなければ、原文のレイアウトを保持することができる。
お待ちしております
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