JJ通信 第81号(2011/12/29)

ごあいさつ

お世話になっております。
「技術翻訳・DTP・印刷」のジェー・ジョンソンでございます。
今月号のJJ通信を配信させていただきます。お時間が許せば、是非ご一読下さい。
 

たわごと

仕事納めの今日、大掃除の後で、また机に向かっています。
 
今月の中旬以降にいただいたお仕事で、1月の5日、6日納品のものが多々ありまして、年末年始の休みもゆっくりできそうにありません。
 
まるで休み中に仕事をして下さいと言わんばかりの納期なのですが、こうして無事に年を越せるのも皆様方のおかげでありますので、どのように厳しいお仕事でも可能な限り対応させていただきたいと思っております。
 
今年1年間ありがとうございました。来年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
 

印刷あれこれ

印刷に関係する問題として、よく話題になるのが紙不足です。例の大震災後には、トイレットペーパーやティッシュペーパー不足による買い占めが紙不足の一因を引き起こしたことは、みなさんの記憶に新しいかもしれません。
 
もともと日本製紙、王子製紙、大王製紙など大手製紙会社の多くの工場が、東北地方に集まっています。
発電所の停止や計画停電の影響で、東北地方では慢性的に電力不足に陥り、印刷用紙やパッケージ用紙などを生産する工場が操業不能であったり、機械や工場が壊れてしまったために生産活動そのものができなかったりして、紙の供給が大変難しい状況が続きました。
各社製紙工場がこのような状態のため、紙の種類も減産され、印刷時に選べる紙の選択肢が狭まり、国内で生産している紙だけでは足りず、輸入紙に切り換える会社もありました。
 
また、印刷に付随するものとしてインクがありますが、事情はほぼ同じだったようです。印刷インキ工業連合会では、つい最近まで新聞・グラビア誌で使うインキの主要原料が、入手困難であると「非常事態」宣言を出していました。
 
当面必要な紙やインクの保有に落ち着きを取り戻していますが、サプライチェーンの脆弱さが露呈した今では、またいつ不測の事態が起こったときに、生産停止、在庫不足に追い込まれるかわからないと心配する声は絶えません。
 
電子書籍やデジタルサイネージ(電子看板を用いた広告)など新しいメディア媒体が浸透しつつある昨今でも、やはり「紙」の重要性はまだまだ揺るぎないと言えるのではないかと思います。
 

用語集

<パーレン>
 
( )を表す括弧のこと。挿入文や補足説明をする際に用いる。
 

お待ちしております

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