JJ通信 第79号(2011/10/31)

ごあいさつ

お世話になっております。
「技術翻訳・DTP・印刷」のジェー・ジョンソンでございます。
今月号のJJ通信を配信させていただきます。お時間が許せば、是非ご一読下さい。
 

たわごと

今さら話題にするのも気がひけますが、プロ野球のクライマックスシリーズって必要なんでしょうか。長いペナントレースを制した球団が日本一をかけて日本シリーズで戦うのが本来のあり方だと思います。一発逆転のチャンスもいいですが、一位チームへのアドバンテージが小さ過ぎます。
 
消化試合をなくしたいのなら、2リーグ制をやめて、1部、2部制にして、入れ替え戦をしたらどうでしょうか。絶対に無理とは思いますが・・・。
 

翻訳あれこれ

以前のJJ通信にて、クオーテーションの表記について述べたことがありました(第67号)。
アポストロフィー、シングルクオーテーション、ダブルクオーテーションの主な意味と使い方です。今回は単語の表記について、大文字がよいか小文字がよいかについてご紹介したいと思います。
 
基本的に英語は、文中において小文字で表記するのが一般的です。大文字で表記するのは、文の冒頭、固有名詞、代名詞のI、曜日の名前、月の名前などだけです。
 
この場合、大文字にするのは、語頭の1文字です。
例えば、STEVE、TOKYO、HONDAではなく、それぞれSteve、Tokyo、Hondaとなります。
もちろん例外もありまして、カタログやマニュアルのタイトル・見出しや、ロゴやプロモーション用の広告などで特別な効果をねらう場合などでは、敢えて全て大文字表記にしています。
 
ただ、特に理由もなく、全てを大文字表記すると、ネイティブスピーカーは強い違和感を感じるようです。私個人も読みにくいので、あまり好きではありません。
 
また、日本人が書いた英文で、大文字を頻繁に使っている文を目にすることがあります。
確かに強調する場合にも、語頭を大文字にしますので、本人からすると、特別な用語という意味で大文字にしていると思いますが、あまりお薦めできません。
 
通常は小文字を用いて、強調したい場合には、ダブルクオーテーションなどを使ったが自然な感じになると思います。
 
なお、先に挙げた英語の大文字表記の例は、必ずしも他のヨーロッパ言語には当てはまらないので、注意が必要です。
 

用語集

<仕上り寸法>
 
書籍、カタログ、冊子、カレンダーなどの実際の大きさの寸法。
断裁機にて裁つ際、目印になるトンボの内側にある大きさを指す。
 

お待ちしております

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