JJ通信 第69号(2010/12/28)

ごあいさつ

お世話になっております。
「技術翻訳・DTP・印刷」のジェー・ジョンソンでございます。
今月号のJJ通信を配信させていただきます。お時間が許せば、是非ご一読下さい。
 

たわごと

私が通勤で利用している西武新宿線は、忘年会シーズン(12月)の木曜日と金曜日の深夜に臨時列車を運転しています。たしか去年から始まった試みで、準急が2本だけ増えるのですが、混雑具合が全く違います。
 
すばらしいことだと感心していたのですが、どうも他の私鉄も同時期から同じような取り組みを始めていたようです。西武鉄道のオリジナルではなく、他社と横並びの企画とわかって、ちょっとがっかりですが、いっそうのこと、この時期だけ終電を1~2時間遅くすれば、財布の紐が緩んでかなりの経済効果が見込めるのではないかと思いますが、いかがでしょうか?
 

印刷あれこれ

書籍の裏表紙などに「乱丁、落丁がありましたら、お取替えいたします。」と書かれているのを目にしたことがありませんか?最近は乱丁や落丁が少ないため、どのようなものかご存知ない方もいらっしゃると思います。
 
例えば、A4サイズの書籍を印刷する場合には、通常は片面8ページ(両面16ページ)を1つの単位として、まとめて印刷します。これを1ページの大きさまで折りたたんだものを折丁と呼びます。この折丁を順番に並べていって、背の部分をのり付けして、余白を断裁することで、製本が完成します。
 
折丁をページの順番に並べる時に、まれに順番が入れ替わったり、折丁が欠落したりすることがあります。折丁の順番が変わることを「乱丁」と言い、折丁が欠落することを「落丁」と言います。
 
もっと簡潔に言えば、ページの順番が入れ替わっているのが「乱丁」で、一部のページが抜けているのが「落丁」です。入れ替わったり、抜けたりするのは、折丁の単位で生じるので、ほとんどの場合は16ページや8ページなどです。
 
本来こうした事故は、あってはならないもので、未然に防ぐために、折丁の背の部分に「背丁」と呼ばれる折丁の順番を示す番号と、「背標」と呼ばれる●や■などの記号を付けて、正しく並べば背標が階段状に並ぶようにして、
一目で確認できるように工夫されています。
 
書籍の背の部分を上から覗くと、1折りごとにまとまってのり付けされている様子を見ることができます。興味があれば、一度ご覧になってみて下さい。
 

用語集

<チルダ>
 
上付きの波線(~)の符号の名称。スペイン語やポルトガル語では、字母の上に付けて、特殊な発音を指示するのに使われる。一方、コンピュータ上では、URLのディレクトリ名の先頭に使われるなど、単独で用いられる。
 

お待ちしております

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