JJ通信 第84号(2012/3/31)

ごあいさつ

お世話になっております。
「技術翻訳・DTP・印刷」のジェー・ジョンソンでございます。
今月号のJJ通信を配信させていただきます。お時間が許せば、是非ご一読下さい。
 

たわごと

昨晩テレビをつけたら世界卓球を放送していて、卓球にも団体戦があることを知りました。白熱した試合でそれなりに楽しめましたが、卓球に限らず、団体戦というのは、いかにも日本人好みの試合形式だなあとつくづく感じました。
 
体操競技などでも個人よりも団体のメダルの方が注目されますし、陸上の駅伝が人気があるのは、発祥国の日本だけのようです。
 
まずあり得ないとは思いますが、万一、駅伝がオリンピック種目になったら、選手選考はもめるでしょうね。見てみたい気がします。
 

印刷あれこれ

今回は、色校正についてです。色校正とは、本番の印刷(本機刷り)の前に試し刷りを行うことで、その用紙が校正紙です。印刷・製本工程の作業に入る前に最終のチェックをして、必要であれば、修正を行います。
 
以前は、色校正というと、平台校正機(校正専用の小型の印刷機)を使って、校正紙を印刷していましたが、昨今の印刷のデジタル化によって、その機会は減りつつあります。
 
具体的には、オフセット印刷がCTPが主流となり、DTPデータから版を出力するため、製版フイルムがなくなってしまい、そのフィルムを使って校正紙を刷ることができなくなってしまいました。
 
そのため、校正紙を刷るには、まずは製版フィルムを作る(DTPデータからフィルム出力する)ことが必要となってしまい、予算に余裕のあるか、色についてこだわりある印刷物でない限り、行うことが減りました。
 
その代わりに、インクジェットプリンターやDDCPで出力した校正紙での校正が増えつつあります。
 
これらは、平台校正機のように、本機と同じ用紙やインキを使用していないので、本機刷りと全く同じ仕上りというわけにはいきませんが、技術の進化とともにその差は縮まりつつあります。
 
さらにどうしても、印刷前に正確な色味を確認したいのであれば、本機校正があります。本番と同じ印刷機を使い、同じ環境にて校正紙を刷るので、一番仕上りに近い校正紙を見ることができますが、日数とコストがかかるのが、難点です。
 
カラー印刷物では、校正紙を確認することをお薦めしますが、用途に応じて最適な方法を選ぶのが良いと思います。
 

用語集

<和欧混植(わおうこんしょく)>
 
日本語の中に英語などの欧文が入っている組版のこと。
違和感なく自然に文字組みするには、文字位置を合わせるなどの調整が必要になる。
 

お待ちしております

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