JJ通信 第28号(2007/7/10)

ごあいさつ

貴社ますますご盛栄のこととお慶び申し上げます。翻訳・DTP・印刷のジェー・ジョンソンでございます。
私が日ごろ考えていることやふと思ったことなどを月一回このJJ通信にしたため、皆さまにお届けすることと致しました。
お付き合いいただければ幸いです。
 

たわごと

先日、我が家の長女が「夏休みに、水道、電気の使用量、ゴミの量を調べて報告するので、むだ使いをなくしてね・・・・。」などと、言っておりました。
よくよく 聞いてみると、「キッズISO」という子供向けの環境教育プログラムがあって、通っている小学校で実施しているらしいのです。
 
確かにWEB上で、検索してみ ると、多くの自治体が取り組んでいます。 地球環境の保護が大事なことなのは、よくわかっているものの、いざ身近な ことから実行してみようとしても、何もできず、とりあえず、楽だからクールビズ には賛成、というお父さんが多いのではないでしょうか。
 
ただ、子供たちが熱心 に頑張ると、大人たちも協力しないわけにはいきませんね。
子供たちを通して の「環境問題」への意識の向上、なかなか良いところに目をつけたと思います。
 

翻訳あれこれ

初めてのお客様にお見積書を提出すると、料金の中に、ネイティブチェックは入っていますか?と聞かれることがありますが、私どもでは、英語はもちろん、ヨーロッパ言語、中国語、韓国語でも、原則として、ネイティブスピーカーの翻訳者が、日本語から外国語へ翻訳します。ですので 、翻訳料の他に、チェック料がかかることはありません。
 
ただ、私どものようにネイティブが翻訳するのは稀なケースで、多くの翻訳会社では、日本人翻訳者が外国語訳をしていて、その訳文をネイティブがチェック して書き直す、というのが実情のようです。 (優秀なネイティブ翻訳者は、そうそう数多くいるわけではないので、ネイティブ 翻訳者を確保できないというのが、実際のところでしょうか。)
 
実は、私どもも40年以上前の創業当時は、日本人翻訳者が英訳して、アメリカ人がその訳文をチェックしておりましたが、チェックを担当しているアメリカ人から「日本人の書く英語は、理解できない」という声が数多く上がり、そこから彼らアメ リカ人が、ひらがなを覚え、漢字を覚え、数年かけて日本語を勉強して、日本語 から英語へ翻訳できるようになった、という経緯があります。
 
それ以来、私どもの会社では、ネイティブスピーカーの感覚を大事にし、その訳文が、例えば、現地に届き、そこで読んだネイティブが、ただ意味がわかるだけなく、「全く違和感なく、自然に読める」、そのような訳文を納めることに注力して きました。
 
なぜ、この訳語なのか? なぜ"a" ではなく、 “the" なのか? 私たち日本人が最適と思って訳した訳文であっても、ネイティブスピーカーの 「こういう言い方は、普通はしない」という一言があれば、むなしくその訳文を 変えざるを得ないことが多々あります。
ただ、そうはいうものの、いくらネイティブ翻訳者が自然で良い訳文にしたとしても、最初の日本語の意味を正しく汲み取っていない場合もまれにあるため、上がった 訳文を日本人のチェッカーが見直し、チェックする工程を省くことができないのは、言うまでもありません。
 
私どものネイティブへのこだわり、それは翻訳業を40年以上続けてきた歴史の中から生じたものなのです。
 

用語集

<折丁(おりちょう)>
 
製本する際の1単位のことで、製本するために刷本を折りたたんだもののこと。
「8ページ折り」「16ページ折り」「4ページ折り」などがあり、実際にページが順番に並ぶように折丁を並べて、製本する。
 

お待ちしております

翻訳・DTP・印刷に関するお悩みごと、ご相談等ございましたら何なりとご連絡ください。→ support@j-johnson.co.jp
営業担当が親身になって、迅速に対応させていただきます。
 
JJ通信に関するご意見、ご感想もぜひお聞かせください。
 
バックナンバーは弊社ホームページから見ることができます。