JJ通信 第76号(2011/7/29)
ごあいさつ
お世話になっております。
「技術翻訳・DTP・印刷」のジェー・ジョンソンでございます。
今月号のJJ通信を配信させていただきます。お時間が許せば、是非ご一読下さい。
たわごと
なでしこジャパンがワールドカップで優勝してから早10日以上経ちますが、いまだに余韻が残っている感じがします。
一度も勝ったことがないとか、実力差も体格差もあるとか戦前にいろいろ言われていた中、絶対にあきらめない姿勢とチームワークで、2度も追いついてからの勝利で、私たち日本人が最も好きそうなストーリーだったからでしょうか。
そこに大震災からの復興が絡んで、映画や小説だったら、うそっぽい、できすぎのストーリーですが、現実の方がそれを上回ったということでしょうかね。
翻訳あれこれ
原稿を受け取ってから翻訳してその文書を納品するまでには、いくつかの工程があります。
もちろん翻訳者がその文書を翻訳する工程がありますし、チェッカーが上がってきた翻訳文をチェックする工程、さらに必要ならば、オペレーターがレイアウト編集する工程などです。
ところが、これらの工程のどこにも属さないものの、誰かが行わなければならない作業があります。例えば、ナンバリング(合番)がそれにあたります。
ナンバリングとは、テキスト納品(レイアウト編集なし)する場合に、原文と訳文の両方に同じ番号を付けて、どの部分がどこの訳なのか照合できるようにすることです。
ところが、このナンバリングが、意外に手数がかかる翻訳事務の1つです。
私どもの会社では、翻訳者は翻訳作業に特化させるため、このナンバリング作業は行いません。
また、オペレーターが行うほど難しい作業ではありませんので、彼らに依頼するのはもったいなく、結局コーディネーター、担当営業、事務スタッフの中の誰かが他の仕事の合間に行うことが多いのですが、中には翻訳そのものよりも時間がかかっているのでは、と思うような文書があったりします。
図面の翻訳などがその典型的な例です。CADデータで作られているためにテキスト納品することが多いのですが、各図面の中のに数多くの図や表があり、その1つ1つに番号を付けるのに大変時間がかかります。
昔と違って、最近はファイルに上書きすることが増え、ナンバリングするケースは減りつつありますが、地味ながら、スピードと正確さが要求される翻訳事務の1つであることに変わりはありません。
用語集
<仕上がり寸法>
実際の印刷物に仕上げる際の大きさのことを指し、断裁の目印となるトンボの内側の長さのこと。(印刷用語)
お待ちしております
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