JJ通信 第50号(2009/5/14)

ごあいさつ

お世話になっております。
「技術翻訳・DTP・印刷」のジェー・ジョンソンでございます。
今月号のJJ通信を配信させていただきます。お時間が許せば、是非ご一読下さい。
 

たわごと

某ビールメーカーが、「運転しても大丈夫な」アルコール0.00%のノンアルコールビールを先月発売しました。ということは、「運転してはダメな」ノンアルコールビールがあるのかと思って、調べてみると、ノンアルコール飲料でも、アルコールが少しは入っているのですね。飲んだことないので、全く知りませんでした。
 
ノンアルコールもいろいろ種類があるようなので、試してみたい気もしますけど、やはり、多少交通の便が悪くとも、電車で行って普通に飲みたいですね。(電車は渋滞もないですし・・・。)
 

DTPあれこれ

今回は、PDF/X-1aについてのお話です。(ピーディーエフ/エックスワンエーと読みます。)
 
PDF/X-1aとは、皆さんにお馴染みのPDFファイルには違いないのですが、簡単に言えば、印刷に要求される要件を満たしたPDFの規格のことで、ISOにも認定されています。(念のため、ここで言う印刷とは、プリンターの出力ではなく、印刷機での印刷のことです。)もっと大雑把に言うと、印刷用のデータとして、印刷会社に渡すのに最適なPDF、ということです。
 
デジタル化とDTPソフトの普及によって、あらゆるデータが印刷会社に持ち込まれるようになりましたが、その入稿されたデータが完全なデータではなくて、何らかの手直しをしていることが少なくありません。そればかりかフォントや画像の不具合などのトラブルが生じれば、お客様の側でも、印刷会社の側でも、無用な時間とコストを使って、ファイルの検証、再送などのやり取りをしています。
 
このような現状の中で、PDF/X-1aのファイルを受渡しすれば、データの不具合がなく、トラブルを避けることができるため、印刷会社への入稿ファイルとして徐々に普及してきています。
 
PDF/X-1aは、下位バージョンを使用して(1.3など)、色はCMYK、画像は高解像度、フォントは埋め込まれているという、印刷会社での出力をスムースにするために制約されたPDFですので、ファイルサイズが軽くなり、メールでの入稿が可能になるうえに、フォントを別途渡したり、画像も添付する必要もないというメリットがあります。
 
ただ、正しく設定する必要があるので、設定方法は、印刷を依頼する印刷会社に問合せるのが、一番良いと思います。
 
一般のオフィスで目にすることはまだ少ないとと思いますが、印刷会社とデータを受渡しする機会の多い制作会社や出版社などの間では、PDF/X-1aでの入稿が増えており、今後も普及していくものと思われます。
 

用語集

<丸数字>
 
①、②、③などのマルの付いた数字のこと。
日本独特の数字表記で、欧米では使われていない。丸数字は、欧米などの1バイト環境のPCでは文字化けするので、注意が必要。
 

お待ちしております

翻訳・DTP・印刷に関するお悩みごと、ご相談等ございましたら何なりとご連絡ください。
営業担当が親身になって、迅速に対応させていただきます。
 
JJ通信に関するご意見、ご感想もぜひお聞かせください。
 
▼お問合せフォーム
https://www.j-johnson.co.jp/contact.html
 
▼翻訳お見積について
https://www.j-johnson.co.jp/estimate.html
 
▼JJ通信バックナンバー
https://jj-honyaku.net/wp/backnumber/