JJ通信 第92号(2012/11/30)

ごあいさつ

お世話になっております。
「技術翻訳・DTP・印刷」のジェー・ジョンソンでございます。
今月号のJJ通信を配信させていただきます。お時間が許せば、是非ご一読下さい。
 

たわごと

「確かに貴社は一番安く、私どもの要望にすべて応えるご提案をしていただきました。でも、今回は、○○社さんにお世話になることに決めました。」
なぜ他社に決まったのか後日お客様に聞きに行った際に言われたセリフです。
 
私の会社の話ではありません。マーケティングのビジネス書「100円のコーラを1000円で売る方法」の中での話です。
 
高度成長期には顧客の要望に応えることが絶対に必要でしたが、成熟期の今では、できる・できないを正直に、かつ毅然とした対応で、顧客の改善点を提案して…ということでしょうか。
 
それにして、「もしドラ」が出て以来、小説仕立てのビジネス書が増えました。
軽いタッチで読みやすいのは、いいのですが…。
 

DTPあれこれ

今回はphotoshopの紹介です。デザイン、DTP、印刷の業界以外の方々にはなじみの薄いソフトかもしれませんが、拡張子が.psdになっているファイルを見たことがありませんか。それがphotoshopで作られたファイルです。
 
photoshopはAdobe System社の画像編集ソフトで、フォトレタッチのソフトとしては、業界標準のものです。
 
フォトレタッチと言うと良く分かりませんが、要はこのソフトを使うと、写真などの画像を加工することができます。
 
一昔前のアナログ時代では、画像の加工処理は一部の職人による経験と勘の職人技でした。
 
例えば、建物の写真の背景に電信柱が写っていると、これを消すのは簡単なことではありませんでした。
ところが、デジタル時代の今では、photoshopを使えば、不要な部分を切り取って消すことは簡単にできます。(もちろん、業界のプロにとっては簡単という意味です。)
 
同様に、写真の向きやサイズを変えたり、色見を微調整したり、暗い部分を明るくしたり、さらには、粗い部分をシャープ(鮮明に)したりすることすらできます。
 
もはやできないことはないといっても過言ではないほどの充実した機能が備わっているソフトですが、業界のプロとしてフォトレタッチを極めようとすれば、奥は深く、正直なところphotoshopを使ってもできないこともあります。
 
お客様からカタログに使用する製品写真をご支給されて、鮮明にして下さいと依頼されることがありますが、元々ピンボケの写真をシャープにするのは限界があります。また違う条件下で撮影された商品写真を全く同じ色にして欲しいという依頼も良くありますが、色を近づけることはできますが、全く同一にすることはやはり難しいです。
 
理論と実際が異なるのは、どの世界でもありますが、画像処理でも同じことです。
 

用語集

<表記の揺れ>
 
同一の語句に対して、複数の表記が混在していること。例えば、「オペレータ」と「オペレーター」、「取り付け」と「取付け」など。
翻訳会社ではスタイルシートを作り、これらを規定し、統一を図っている。
 

お知らせ

●例年、12月から年始にかけては非常に仕事が集中しますので、ご依頼の際には、お早めにお声かけください。
●年末年始の休暇は、12/30~1/3です。
 

お待ちしております

翻訳・DTP・印刷に関するお悩みごと、ご相談等ございましたら何なりとご連絡ください。
営業担当が親身になって、迅速に対応させていただきます。
 
JJ通信に関するご意見、ご感想もぜひお聞かせください。
 
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