JJ通信 第30号(2007/9/10)
ごあいさつ
貴社ますますご盛栄のこととお慶び申し上げます。翻訳・DTP・印刷のジェー・ジョンソンでございます。
私が日ごろ考えていることやふと思ったことなどを月一回このJJ通信にしたため、皆さまにお届けすることと致しました。
お付き合いいただければ幸いです。
たわごと
今年の夏は本当に暑かったですね。ここ新宿もアスファルトやビルの照り返しを受けて、熱帯のジャングル並み(?)と思われるほどの暑さでした。
そんな中で、最近ミネラルオーターや茶系飲料を日常的に飲む習慣が浸透していることもあって、おしゃれなボトルや水筒を持ち歩く人が増えているそうです。雑貨店や百貨店でもさまざまなデザイン、大きさ、素材のボトルが販売されています。
「かっこいいから」、「好きな飲み物を好きなときに飲みたい」という理由から持つ人がいる一方で、環境問題、エコに対する意識が高まり、「節約のため」や「ゴミを減らすため」といった理由で持つ人も多いようです。
今後も「マイボトル派」は増えるかもしれませんね。
印刷あれこれ
地球環境の保護が大きなテーマとなって、「再生紙」が注目されるようになって久しいですが、では、再生紙とは、どのような紙でしょうか? 実は、再生紙の定義というものはないようでして、一般には古紙(一度使われた紙)を配合した紙を再生紙と言います。
ですから、100%含む紙も、30%含む紙も再生紙で、極端に言えば1%でも古紙が入っていれば、再生紙です。従来は、新聞用紙、板紙、ダンボール、トイレットペーパーなどに使われていましたが、再生紙が注目されるようになってからは、書籍や雑誌、文具、OA用紙へも使われるようになりました。
再生紙は、古紙を再生する際に、脱墨、漂白、加熱、乾燥などの過程を経るため、通常の紙に比べて、強度が見劣りします。 つまり、複雑に絡み合っている木材繊維を再生時にバラバラに壊してしまいますので、どうしても強度が落ちてしまいます。
リサイクルを繰り返すうちに繊維の変質、劣化はますます進むため、一般に古紙の再利用は、3回から4回と言われています。 また、再生紙は、通常の用紙に比べるとやや黒ずんでいて、白色度が低いということも良く言われます。再生時に漂白するもののの、不純物が色に反映されてしまい、どうしても表面が濁った色に見えてしまいます。(ただ、この強度と白色度の問題は、技術の向上によって、年々改善されつつあるようです。)
これまで、「再生紙=地球に優しい」という風潮の中で、古紙配合率100%の再生紙を使うことが推奨されてきましたが、最近になって、メーカー側が、古紙100%の紙を作るには、その製造工程で、より多くのCO2を排出するため、必ずしも地球環境にやさしくないと、主張するようになりました。
確かに、古紙だけを原料にして、紙を作り続けることは、強度の点で無理という面もありますから、今後、古紙100%の再生紙がどうなっていくのか、注目されるところです。
用語集
<トリミング>
写真の画像処理において、画像の必要な部分だけを残して、残りの不要な部分を切り取って、構図を変更すること。
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