JJ通信 第150号(2019/8/28)

ごあいさつ

JJ通信は、ジェー・ジョンソン(株) の発行するメールマガジンです。
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翻訳あれこれ

外国語から日本語に翻訳する際には、日本語の表記を統一することが大切です。
いろいろな表記がある中で、カタカナの長音も気を付けるべきことの一つです。
 
「メーカー」or「メーカ」、「ユーザー」or「ユーザ」、「コンピューター」or「コンピュータ」などのカタカナ用語の語尾に長音(音引き)を付けるのか、あるいは省略するのか、どちらかに決めて、統一したいところです。
 
IT関連の文書では、慣例的に「プリンタ」、「フォルダ」などのように、語尾の長音が省略されていることが多いです。
これは、JIS(日本工業規格)のガイドラインを採用したからと言われています。
 
3音以上の用語の場合は、語尾に長音符号を付けない(「モニタ」、「スキャナ」)、2音以下の用語の場合には、語尾に長音符号を付ける(「カラー」、「バー」)というものです。
 
一方で、1991年公表の内閣告示「外来語の表記」によれば、「英語の語末の-er, -or, -arなどに当たるものは原則としてア列の長音とし長音符号を用いて書き表す。」とされています。
 
また、2008年にはマイクロソフトが従来のルールから長音を付けるルールに変更して、当時はIT業界に限らず、多くの影響を与えました。
 
昨今では、語尾に長音を付ける方が一般的なように感じますが、慣例的に使用している用語であれば、改めるべきとは言い切れないと思います。
 
内閣告示の「外来語の表記」にも、「ただし、慣用に応じて「-」を省くことができる。」と書かれています。
 
大切なのは、事前に表記のルールを決めて、同じ文書の中では、統一させることだと思います。
 

用語集

<口絵>
 
書籍や雑誌で、巻頭部分に入れる絵や写真のこと。
本文用紙とは異なる用紙で、扉の次に入れることが多い。
 

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編集後記

新宿、西新宿、新宿西口、東新宿、新宿三丁目、新宿御苑前…
これらは何かと言いますと、「新宿」という文字が付く地下鉄の駅名です。
 
丸ノ内線、大江戸線、副都心線が通っていて、あらためて見ると、新宿界隈には地下鉄の駅がいくつもあるものです。
 
先日の猛暑日、歩くのが厭で、新宿西口から東新宿まで1駅だけ地下鉄に乗りました。
汗もかかず、時間も短縮できて、得した気分でした。