JJ通信 第90号(2012/9/28)

ごあいさつ

お世話になっております。
「技術翻訳・DTP・印刷」のジェー・ジョンソンでございます。
今月号のJJ通信を配信させていただきます。お時間が許せば、是非ご一読下さい。
 

たわごと

子供の頃、何となくチャンネルを合わせていた東京12チャンネル(現、テレビ東京)の三菱ダイヤモンドサッカー。ドイツのブンデスリーガなど海外のサッカーを毎週放送していました。絨毯のような芝のピッチ、盛り上がる観客(当時、サポーターという言葉はない)、流れるようなパス交換。子供の頃に受けた強烈な印象は、今でも忘れません。
 
あれから数十年、プロができ、W杯にも出場し、多くの日本人選手が子供の頃に見たあの舞台で活躍しています。まさか、世界有数のビッククラブに助っ人として移籍する選手が出てくるとは・・・。物心ついた時からJリーグがあった今の若い人には、この想いはわからないでしょうね、きっと。
 

印刷あれこれ

先日、ある外資系の会社から見積依頼がありました。本国で使用している英語の冊子を日本に訳して、日本語版の印刷物を制作する場合の費用です。
 
表紙はセピア調でシックなデザイン、本文も余白を十分に使った大胆なレイアウトで、サイズが260×260mmの正方形のおしゃれな冊子です。
 
見積計算したところ、この48ページのカラーの冊子をわずか200部印刷するのに何十万円にもなってしまいました。
もちろんデザインがいいからではありません。260×260mmという規格外の寸法なので、用紙が無駄になる部分が多く、コストアップとなってしまうのです。
 
印刷の専門用語では、「紙の取り都合が悪い」と言います。
印刷での「規格外」とは、JISで定められたA4,A5などのA列のサイズでもなく、またB5,B6などのB列のサイズでもない寸法、いわゆる変形サイズのことです。
 
印刷物制作の際に、規格から外れると、どうしてもコストアップとなり、また印刷・製本の期間も長くなってしまいます。
 
たとえ規格のサイズA4であったとしても、例えば、短い辺で綴じて、横開きの冊子(横本)にするだけで、やはりコストも時間もかかってしまいます。
 
何よりA4やB5の横本は、オンデマンド印刷ができません。展開時のサイズが非常に細長くなり、オンデマンド印刷機の寸法を超えてしまっているからです。
 
「多少予算があるので、普段とは違ったカタログを作りたい」という時には、デザイナーだけでなく、印刷会社とも十分に相談して、目新しいデザインや特別な加工のためにどれ位コストがかかるのかをよく把握してから作業に取りかかるのが大切と思います。
 

用語集

<単チラ(タンチラ)>
 
単独チラシの略。全ての製品を網羅した総合カタログに対して、ある1つの商品だけを記載した簡易なチラシのこと。テープライティングともいう。
 

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