JJ通信 第36号(2008/3/10)
ごあいさつ
貴社ますますご盛栄のこととお慶び申し上げます。翻訳・DTP・印刷のジェー・ジョンソンでございます。
私が日ごろ考えていることやふと思ったことなどを月一回このJJ通信にしたため、皆さまにお届けすることと致しました。
お付き合いいただければ幸いです。
たわごと
一時期ほどではないにしても、長い取っ手と車輪がついたバックをコロコロと引っ張って歩いている人が多いですね。キャスター付きバックとでもいうのでしょうか。ご本人にとっては便利で快適なのでしょうが、混雑時には、前をふさがれたり、つまずきそうになったりと、迷惑なこと甚だしいと思いませんか?(使っている方いましたら、すみません。)
最近、JR東京駅では「ご利用の際は、周囲にお気遣い下さい」とのアナウンスを流し始めたそうです。体の後ろで引っ張るのではなく、ベビーカーを押すように、体の前で押したらいいのに、と思いますが、それでは格好が悪いでしょうかね・・!?
印刷あれこれ
印刷の見積書の中の「用紙料金」は、事情を知らない人にとっては、大変わかりにくいですね。見積書の用紙欄を見ていて、特に、その用紙枚数に疑問を持ったことはございませんか?
印刷に必要な用紙枚数は、印刷実数(通し枚数)とは、異なります。それは実数の他に予備紙が必要だからです。印刷機で印刷する際に、紙をセットして、すぐに印刷を始められるわけではありません。見当合わせという色調整をしながら、テスト刷りをしますので、その際に用紙が必要です。それが予備紙です。
そのため、必要な用紙枚数は、印刷実数(通し枚数)に予備紙の枚数を足した枚数になります。また、用紙は、1枚ごとにバラでは購入できませんので、包み単位での計算になります。多くの用紙は、250枚包みです。
(125枚、100枚もあります。)例えば、A2ポスター4c/0コート紙93.5kg 2,000枚をキク判で印刷する際には、キク判は、A1よりも少し大きいですから、A2サイズでしたら、キク判1枚に2つ付けることができます。
ですので、キク判を印刷機に1,000枚通すと、その2倍の2,000部が出来上がります。
そこで、通し枚数は1,000枚、予備紙は400枚で、計1,400枚。250枚/1包みとすると、1,400枚では端数になってしまいますので、1,500枚となります。
予備紙の枚数は、印刷会社によって計算方法が違いますが、1色あたり100枚としておけば、それを超えることはないと思います。少しわかりにくかったでしょうか。
今度見積書を見る機会がありましたら、用紙枚数に注目してみて下さい。
用語集
<ベタ打ち>
フォント、ポイント、改行などの情報を含まない、単純な文字情報のみのデータのこと。
通常左詰めで、文字修飾機能、レイアウト機能を使用せず、「テキスト入力」とも言う。翻訳の納品形態の中の1つ。一方、文字組版で「ベタ組み/べた打ち」というと、字間のアキを0にする組み方のこと。
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