JJ通信 第78号(2011/9/30)
ごあいさつ
お世話になっております。
「技術翻訳・DTP・印刷」のジェー・ジョンソンでございます。
今月号のJJ通信を配信させていただきます。お時間が許せば、是非ご一読下さい。
たわごと
毎日集荷に来てくれるヤマト運輸のドライバーさんから、今後はメール便に信書が入っていないか、口頭で確認させていただきますと、先日言われました。
いわゆる「メール便で信書は送れない」問題です。
当社では、ポストに投函することなく、他の荷物といっしょに集荷してもらえるメール便の方が郵便よりも便利なので、非常に不可解というか、現実に即していない法律という感じがします。
ヤマト運輸さんはこれまで規制と戦ってきた経緯があって、特にお上からの風当たりが強いのかもしれませんが、この件でも頑張ってもらって、またユーザー側からも声を上げて、ゆくゆくは法改正ということになって欲しいものです。
印刷あれこれ
普段何気なく手に取っているカタログや書籍などの背に部分を見比べてみたことありますか? ページ数や用途によって背の部分の綴じ方が異なっています。
今回は、印刷物の綴じ方である「製本」について、簡単に紹介します。
●中綴じ
2つ折りにした紙の折り目を針金などで留めます。耐久性が求められない週刊誌やページの少ないカタログ、パンフレットなどに用いられます。背の部分がないので、背文字は入れられません。
●平綴じ
紙の端から5mm程度を綴じ代(とじしろ)として針金で留めます。耐久性が高くなりますが、本のノドいっぱいまで開くことができません。ノドまで開かないことを考慮して、紙面をレイアウトする必要があります。
●無線綴じ
糸や針金などで留める代わりに、背の部分を糊で固めて綴じます。単なる平綴じよりも耐久性が増し、長持ちします。
●あじろ綴じ
無線綴じを改良して、背の部分に切れ目を入れて、そこに糊を流し込むことで、接着します。無線綴じよりもさらに耐久性が増します。
●糸かがり
高級な書籍や辞典に使われる綴じ方で、背の部分に糸をかがって綴じます。
耐久性が非常に高く、長年に渡って使用することができます。
製本の方法によっては、紙面のレイアウトが制約されることがあります。
今後、印刷物を手にする機会がありましたら、背の部分の綴じ方をご覧になってみて下さい。
用語集
<スタイルシート>
翻訳する際の表現や表記のルールについて定めた文書。スタイルガイドともいう。
例えば、カタカナ表記などの基準を定めて、表記の統一を図るためのもの。
お待ちしております
翻訳・DTP・印刷に関するお悩みごと、ご相談等ございましたら何なりとご連絡ください。
営業担当が親身になって、迅速に対応させていただきます。
JJ通信に関するご意見、ご感想もぜひお聞かせください。
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