JJ通信 第60号(2010/3/29)
ごあいさつ
お世話になっております。
「技術翻訳・DTP・印刷」のジェー・ジョンソンでございます。
今月号のJJ通信を配信させていただきます。お時間が許せば、是非ご一読下さい。
たわごと
新宿東口の靖国通り沿いの大ガードの手前に建設中のビルがあって、ずっと何のビルかと思っていたのですが、ユニカビルという商業施設で、ヤマダ電機がテナントとして入るそうです。
当社の窓からも見えますが、大型のLED画面がある10階建て位の白いビルで、よく目立ちます。もうすぐオープンと聞いていますが、歌舞伎町周辺を行き交う人々を呼び込むことになるのでしょうかね。
印刷あれこれ
今回は、CTPについてです。CTPは、Computer to plateの略で、コンピュータによって作成されたデータをフィルムなどを使用せずに、刷版に直接焼き付けて、プレートセッターという出力機から出力する印刷工程のことです。
従来は、データからフィルムを出力して、そのフィルムを刷版に焼き付ける工程、いわゆる製版工程が必要でした。デジタル処理をするCTPに対して、従来の製版工程を、最近ではアナログフィルム製版と言ったりもします。
CTPが普及して、今ではCTPによる印刷はごく普通のこととなり、一方アナログのフイルムは、確実に姿を消しつつあります。
CTPとは異なり、従来のフィルムからPS版に焼き付ける作業は、アナログ的に処理されますので、どうしても網点の太りやかすれが生じる場合があって、作成される版がその都度異なることは避けられませんでした。
一方、CTPではデータがデジタル処理されますので、網点のブレはなく、安定した版をコンスタントに出力することができます。高精細な版を使用するので、印刷の仕上がりもその分だけ良いものになります。
また、CTPの出現によって、製版工程がなくなり、文字通り「フイルムレス」となりましたので、フイルム出力にかかっていた時間とコストが削減されました。そのため、ページ物などの多くのフィルムを必要とする印刷物では、大幅なコストダウンと納期短縮を実現することができました。
CTPが普及するにつれて、本紙とインキによる色校正も減りつつあり、代わりにDDCPなどのデジタル出力できる校正紙を使う機会が格段に増えています。
印刷の現場は、経験と勘による職人技から数値によるデジタル管理に変わりつつあります。
用語集
<MSDS>
Material Safety Data Sheetの略で、化学物質安全性データシートのこと。
製品安全データシートとも言う。化学物質や化学物質が含まれる原材料などを安全に取り扱うために必要な情報を記載したもの。
お待ちしております
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