JJ通信 第93号(2012/12/31)

ごあいさつ

お世話になっております。
「技術翻訳・DTP・印刷」のジェー・ジョンソンでございます。
今月号のJJ通信を配信させていただきます。お時間が許せば、是非ご一読下さい。
 

たわごと

昨日新宿郵便局へ行くと、年末年始も休みなしで土日祝も営業しているということで、すっかり感心していたのですが、窓口に並んでいると、前の方の窓口でご老人と男性職員が長々話をしていて、3つの窓口にうち、そこだけがいつまで経っても空きません。
良くは聞こえませんでしたが、「受け取る人がいるのか」「届け日は」など、堂々巡りで話が進まないようでした。
 
その職員はいかにも郵便物を受け取りたくないというような応対でしたが、もう少し親身になってあげればよいのに、と思いつつ、自分の用事を済ませて郵便局をあとにしました。
 

印刷あれこれ

カラー印刷の仕事をお引き受けすると校正についてお問合せいただくことが少なくありませんので、今回もあらためて校正についてお話しします。
 
ご存じのように、校正は印刷する前の確認作業のことで、その際に使用するのが校正紙です。この校正ですが、一昔前までは「色校」と呼ばれていました。
 
色校正の略なのですが、校正紙を印刷するための専用の小さい印刷機があり、その校正機で本番と同じインキ、用紙を使って、校正紙を刷ったものです。
 
ところが、印刷のデジタル化が進んだ昨今では、デジタル出力機の精度が向上したこともあり、めっきり機会が減りました。
 
最近では簡易校正と呼ばれる校正が主流です。インクジェットプリンターやDDCPのような高精細なデジタル出力機によって出力されたものを校正に使います。
 
簡易校正は、本番の印刷とは違いインキを使用しません。また用紙も本番とは違って簡易校正用の専用の用紙を使います。ただ、技術の進化とデータの蓄積によって、今では多くの場合に校正紙としての用途に十分に耐えられるものになっています。
 
一方で、仕上りの印刷物と全く同じものを見たいという需要もないわけではありません。その場合には、本機校正という校正があります。
 
本番と同じ印刷機で、もちろん同じ用紙、インキを使用して、少部数の校正紙を印刷するので、校正には最適ですが、費用と日数がかかるという難点があります。
 
そのため、忠実に色が再現されているかどうかをチェックする必要のある印刷物以外では、あまりお薦めできません。
カラー印刷の場合にはやはり校正紙を確認することが必要ですので、用途に応じて選ぶのがよいと思います。
 

用語集

<タイポ>
 
タイポグラフィカルエラー(Typograshical error)の略。
本来、誤字、誤植、印刷ミス等を指すが、入力ミス、変換ミス、スペルミスでも使われる。
 

お知らせ

●新年は4日より営業しております。
●1月12日(土)と1月26日(土)は出勤予定です。
 

お待ちしております

翻訳・DTP・印刷に関するお悩みごと、ご相談等ございましたら何なりとご連絡ください。
営業担当が親身になって、迅速に対応させていただきます。
 
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