JJ通信 第61号(2010/4/28)
ごあいさつ
お世話になっております。
「技術翻訳・DTP・印刷」のジェー・ジョンソンでございます。
今月号のJJ通信を配信させていただきます。お時間が許せば、是非ご一読下さい。
たわごと
最近特に、朝の通勤電車の中で新聞を読んでいる人が極端に減ったと感じるのですが、気のせいでしょうか。あまり意識してなかったですが、この間ふと周りを見渡した時に、もしかしてこの車両の中で、新聞を読んでいるのは自分一人だけかもしれないと思ったことがありました。
そんなはずはないと思いますが、それ位少数派ですね。
毎朝、駅の売店では新聞とスポーツ新聞が山積みされていますが、どれ位の割合で売れ残っているのでしょうか?非常に興味がありますし、と同時に、なんとなく、寂しいですね。
翻訳あれこれ
初めてのお客様のお仕事として、例えば、会社案内を和文英訳する場合に、最も時間がかかるのは、どの部分だと思われますか?商品の専門的な説明、それとも、業界特有な用語を使った会社の説明文でしょうか?
いえいえ、難解な文章や特殊なジャンルの翻訳文を作るよりも、固有名詞の翻訳に時間がかかります。そのお客様の商品名、部署名、役職名、地名、事業所名、お名前のローマ字読みから、時には、お取引先の社名、商品名、業界団体の名称等々について、正確な英文表記(定訳)を探すことです。これらは、翻訳するというよりも、「調べる」という作業です。
何度も繰り返しお仕事を依頼されるリピーターのお客様でしたら、すでに資料がありますので全く問題ないのですが、初めてのお客様の場合には、慎重にならざるを得ません。
もちろん、受注時に参考資料や用語集などをお借りできるようにお願いしますが、中には全く何もないとおっしゃる方も少なくありません。その場合には、サイトで調べて、見つけられなければ、お客様にお問合せします。海外の仕事をしている会社では、すでに定訳の英文表記があることが多いので、依頼されたご本人がご存じない場合でも、関係部署に聞いていただきます。
弊社では、ネイティブ翻訳者に固有名詞を訳させると(調べさせると)、効率が悪いので、日本人のチェッカーが調べます。私も何度も経験がありますが、わずか1つのフレーズであっても、訳すのは一瞬ですが、調べるのは、時間がかかる地味な作業です。
お客様の方で完璧な資料をご用意いただいて、この「調べる」作業がなくなれば、思わず、いつもよりも短い納期や安い料金でお引き受けしてしまうかもしれません。
会社案内などの固有名詞の頻出する原稿を、翻訳会社に依頼する際には、よく原稿を仕分けして依頼すると、効率が良くなると思います。
用語集
<カーニング>
文字の間隔を調整する機能のこと。
例えば、欧文のアルファベットでは、各々の文字で文字幅が違うので、組み合わせによっては文字が離れて見える場合があり、綺麗に見えるように文字の間隔を調整する。
お待ちしております
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営業担当が親身になって、迅速に対応させていただきます。
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